ウプサラ氷河の後退
2013_11_05
 国際宇宙ステーションの宇宙飛行士によってこの写真は撮られた。
 北パタゴニア氷原のアルゼンチン側のウプサラ氷河(49.88°S,73.3°W)の突き出した部分をはっきりととらえている。この氷河の氷の流れは,北(この画像では右側にあたる)から来ている。氷の中で岩の破片(モレーン)を表すダークラインは,右から左へゆっくりと氷の流れている様子をしめす。
 氷の塊が規則正しくラーゴ湖に崩れ落ちる。この画像では,2.7キロの氷の前面に,薄く,暗い影を落としている。ラゴアルヘンティーノの表面には,最近の氷の壁の崩壊かを白色としてしめす。大きな氷​​山は左画像で湖面上に白のドットとして表示される。
 宇宙飛行士の画像を含むリモート·センスデータは,長年にわたって氷の前面の位置を記録している。上流 - - 3キロの古いデータを使用して,この2013年10月画像の比較(2004年1月と2001年1月,同様に2009年10月など)すると,氷の前部が後方に移動したことを示している。これは,南アメリカのこの部分では気候温暖化のためと,科学者は考えている。温暖化によって後退するだけでなく,氷の塊が成長していないと考えている
 この画像は,300ミリメートルレンズを使用したニコンD3デジタルカメラで2013年10月2日,で撮影され,ISSクルーの地球観測実験と画像科学分析研究所,ジョンソン宇宙センターで提供されている。なお,トリミングされ,そして高めコントラストを向上させるために,レンズアーチファクトが除去されているされている。
  
NASA