カッシーニ,土星の輪を南から撮影
2012年9月26日公開
、2012年6月15日にカッシーニ探査機に搭載された広角度カメラで撮られたイメージ。752ナノメーターの近赤外線の波長のフィルタを使用して撮影。
 土星から290万Kmの距離で,角度72度の視野。
 対角線上に輪がくるように土星の南部方向から撮影。土星の北極は,左に16度回転した方向にある。
 土星の月,エンケラドス(504Km)がイメージのより低い左に小さく明るいしみとして現われている。
土星探査機「カッシーニ」
 カッシーニは,NASAとESA(欧州宇宙機関)によって開発され,1997年に打上げられた。
 カッシーニは金星→金星→地球→木星の順にスイングバイ(天体の万有引力を利用して宇宙機の運動方向を変更する技術)を行なって土星軌道に到着した。

 カッシーニの土星関係の成果
 タイタンには,液体が流れたことによる流路があることが分かった。大気からの降雨があることが確認された,太陽系では地球以外の唯一の天体となっている。タイタンの濃密な大気は、メタンが分解され,それが再結合した炭化水素のような大きな有機分子ができることで作られたことが分かった。タイタンのメタンが,生物由来でないことが強く推測された。(ウィキペディアより)