165年前に発見された海王星
ドイツの天文学者ヨハン・ガルにより,1846年9月23日に発見
2011.08..11
 海王星の4枚の写真は16時間の自転の間にハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた。
165年前に発見されたのでそれを記念して撮影された。
 広域のカメラ3台で撮られ,南北両半球の上層雲を明らかした。雲はメタン氷晶からできている。海王星全体の大気中のメタンからなとており,これらが淡緑青色のとして見える。メタンが近赤外線を反射しているので,雲はピンクを見える。
 南半球の底あたりに暗い帯が見られるが,大気中のもやの減少によって引き起こされと考えられる。この暗い帯は1989年にボイジャー2号によって発見された。極地付近の循環により,台風のような突風が吹いていると考えられる。
 海王星は私たちの太陽系で最も離れた大惑星である。ドイツの天文学者ヨハン・ガルは1846年9月23日にこの惑星を発見した。海王星の発見により,太陽系のサイズをこれまでの2倍にした。海王星は地球と太陽の距離の30倍(45億キロメーター)である。太陽の引力が小さいので,海王星の公転はゆっくりで周期は165年であり,発見されたのが,地球に近づいたときのちょうど165年前である。
ボイジャー2号による画像
 ボイジャー2号の接近時に表面に大暗斑(だいあんはん)または大黒斑と呼ばれる台風の渦巻きの様な模様が発見されたが、その数年後に地球からの観測が行われた時には既に消滅していた。
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