大マゼラン星雲の星の形成場所
2006_08_23
 大マゼラン雲(LMC)の星形成が盛んに行われている領域 N 180Bの画像。渦を巻いてチリと混ざった水素と酸素のうすい雲が見える。高温の星からは強い紫外線と高速荷電粒子の恒星風が出ている。紫外線は星間ガスをイオン化して輝かせ,恒星風は数百光年にもわたって星間ガスを吹き飛ばす。画像の右下と左上に見えるオレンジ色の雲が星形成の引き金となり, 星形成が進行している。 このイメージは水素および酸素ガスによって発せられた光を分離するフィルタを使用して,1998年にハッブルのワイドなフィールド平床式カメラ2で撮られた。
Hubble