この超新星残骸は,大マゼラン星雲の中にある。地球からは16万光年の距離にある。爆発で飛び散ったガスが馬蹄形に広がっていることが,赤い色で示されている。この超新星爆発は約3000年前に起った。
N132Dのこのイメージは,ハッブルの掃天観測用高性能カメラで2004年1月に得られた可視光線データ,およびチャンドラの高度なCCD画像スペクトロメータによって2000年7月に得られたX線の合成画像。
N132Dの複雑な構造は,星間ガス中を爆発からの拡大する超音波の衝撃波によると考えられる。 N132Dのような超新星残骸は,中心の原子核反応による恒星進化,および酸素のような化学元素の生成についての情報を提供してくれる。 |
|