このイメージは,巨大な楕円銀河NGC 1361である。銀河に横たわり複雑な様相を見せるチリと,赤い星の星団が写し出されている。これらは,数十億年前に起きた豊富なガスを持つ渦巻き銀河同士の衝突の証拠である。
NGC 1316は,南天のろ座銀河団の端に位置し,7500万光年の距離にある。
銀河の外側の部分は,波紋やループ,羽毛の構造が見られる。内側には,複雑な暗い筋や斑点も捉えられている。これらは,以前にこの銀河に飲み込まれたいくつかの銀河の星間物質と考えられている。
明るさごとに星団の数を数えると,過去にガスの豊富な銀河同士が合体していく途上でできた星団が徐々に崩壊していくようすがわかる。 |
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