我々は銀河の中にいるため,銀河の構造を見ることはできず,円盤構造を天の川として見ることしかできない。そこで,われわれの銀河系を知る手掛かりを,構造や形が似た他の銀河から推察する。
我々の銀河に似た銀河の1つに,NGC 3949がある。この銀河は5000万光年離れており,北斗七星の方向にある6,7個の銀河が集まった銀河団の一つである。イメージには,若い星がひしめく青い円盤,星が誕生する薄ピンク色の領域などが写し出されている。青い円盤部分と対象的な中心の明るいバルジには,年老いた赤い星が存在している。
この画像は,ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されたWFPC2カメラによって2001年10月に捉えられた。青色,可視光,近赤外線の波長域で撮影された画像を合成し,自然な色に合成したものである。 |
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