魚の街 気仙沼
 
漁船が所狭しと入港していた。しかし,波止場は沈下して海水で侵入して歩きづらかった。
 カツオを追って北上してくる千葉県・高知県・宮崎県などの漁船,サンマを追って南下してくる北海道などの漁船が寄航する気仙沼。
 遠洋漁業の外国人乗組員や水産加工に従事する外国人研修者が働く街、気仙沼。
 特産のフカヒレを買い求める中国人バイヤーなどが訪れる気仙沼。震災後,驚異の復旧をなし,街は焼け野原で何もないのに港は,市場は活気づいていた。
  
撤去するのには相当の費用がかかる
 
気仙沼ブラザホテルの高台から
:気仙沼横町 泊まった一景閣ホテル
夜は電気がついていないので星が撮れた 朝起きると周りは野原だった
 
 映像から映し出された津波の後の気仙沼は,火で覆われていた。海岸にあった石油タンクが壊れ,中から石油が流出,引火し街中が火の海となったのである。
 街は瓦礫はすっかり片付いたものの,地盤沈下による浸水の被害がまだまだつづく。
気仙沼向洋高等学校
 気仙沼の南に向洋高校がある。気仙沼は津波と火災の被害を受けたが,この学校は海岸に近く,低い位置にあり,津波の影響をうけ,もう使えない。3.11はクラブ活動の生徒が残っていたらしい。北を見ると田園風景のきれいな場所であった。しかし,スギは海水につかり,枯れかかっていた。 
向洋高校から北を見ると,のどかな田園風景だったにちがいない。スギの木は枯れようとしている。