卯之町
2013_11_23
 宇和盆地は,愛媛県西南地域最大の平地に恵まれ,「米どころ」として栄えた農村文化を誇っている。特に,宇和盆地の米やヒノキが集積・流通し,江戸時代から宇和島藩唯一の在郷町・宿場町として,また,四国霊場四十三番札所(明石寺)の門前町として栄えた。卯之町の町並みは,当時の面影を今も残している。
 白壁や格子窓などが特徴の江戸中期から昭和初期の建築物が軒を並べ,国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。伝統的な和風建築のなかにアーチ窓や赤い屋根の教会などの洋風建築もあり,時代の移り変わりの景色を楽しむことができる。現在も江戸や明治時代から続く老舗旅館や造り酒屋,醤油屋などが営業している。
 
 
 
 
 
松屋
 
 卯之町の町並みを散策していると,少し変わった屋根瓦に遭遇。それがこの飾り瓦と呼ばれるもの。通常は鬼が付いているその場所に,付いているのは,野菜だったり水の字だったり家紋だったり七福神だったり・・・。
 意味ははっきりとは分からないそうですが,宇和町が昔宿場町だったことと関係があるそうです。