三滝山
城川地質館
2013_11_24
地質館
 城川町は以前,黒瀬川村とよばれた。1952年~1956年の,市川浩一郎,山下昇,石井健一,中川衷三,須鎗和巳氏らの調査研究により,黒瀬川構造帯と名付けられた。
 黒瀬川構造帯は,日本最古の岩体,地層が分布する地域で,日本の基盤が分布していると考えられた。現在では,プレートテクトニクス理論により,約6~5億年前に存在した,ゴンドワナ大陸の一部,さらに,より古いロディニア大陸の分裂と密接に関連すると考えられる。

西予市城川地質館パンフレットより

地質館HP

 
 
三滝山
 黒瀬川構造帯に分布する岩石の一つ,三滝カコウ岩の模式地の三滝山。標高は642m。
 カコウ岩の年代は4億4000万年前。日本列島のカコウ岩は大半が白亜紀後期であるが,三滝カコウ岩はオルドビス紀からシルル紀の古いカコウ岩である。